セプデ・ファルシ監督の映画『手に魂を込め、歩いてみれば』20260102金
イラン出身でフランスに亡命中の女性映画監督セプデ・ファルシが、ガザの女性フォト・ジャーナリスト、ファトマ・ハッスーナにスマホで取材2024.4-25.4して映画化した本作の、カンヌ映画祭での上映が決定された翌日2025.4.15、ファトマは家族7人もろとも、イスラエルの攻撃で亡くなる。享年25歳。殺害されたガザの多くのジャーナリスト同様、ファトマの存在はイスラエルにとって不都合だからなのだろう。近くにイスラエルのスパイがいるのかもしれない。
ファトマはいつも明るい。しかし2024年の秋ごろから、つまり戦闘が開始されてから1年もするころから、空腹のため、集中力がなくなる。顔の色つやもあまりよくない。吹き出物ができているようにも見える。ただ眼前の事物をぼんやり見ているだけで、物事をじっくり考えることができなくなったという。
ファトマ「もし死ぬのなら、響き渡る死を望む」
ファトマが語ったアラブの諺には含蓄がある。それはコーランの言葉かもしれない。残念ながら今それを思い出せないのだが。
ファトマの願いは世界旅行である。ガザ監獄から抜け出したい。しかしガザには思い出があるからまた戻って来たいと言う。
ファトマは外に出られない。出ると狙撃兵に狙われるという。空からは常に飛行機やドローンのブーンという音が聞こえる。
ファトマは自分は英語が上手でないと言うが、積極的に自己表現しようとする。ファトマの音声は電波状況が悪いためにとぎれとぎれになり、何を言っているのか聞き取れないことが多いのだが、不思議なことに、ファトマの音声は字幕の中で再現され、時には修正されることもある。
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