痛恨! ダレス第一電 藤村義朗 1951年5月号 「文藝春秋」にみる昭和史 第一巻 1988
感想 「わしは戦中でも米国にそして日本のために尽くしたんだ」ということが言いたそうな感じを受ける。後付の話は信用できない。米内光政は対米協調主義者として信用できるのか。それでは海軍はなぜ対米戦争に加わったのか。矛盾している。
筆者の、朝鮮や台湾の領有が日本の利益になると考えには違和感を覚える。カイロ宣言で朝鮮の戦後の方向性が決まっていたということもさることながら、この海軍武官は、満洲での間島事件や、台湾での霧社事件などを知らないのだろうか。恐らく知った上での発言なのだろう。アメリカのニューメキシコ領有をその正当化のために使う。2020年12月20日(日)
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